2014年10月5日日曜日

「越後奥三面 山に生かされた日々」上映会

2014年 10月 5日 (日) 午後より台風18号由来の降雨


●昨日4日(土)は山形国際ドキュメンタリー映画祭2015プレイベント「山の恵みの映画たち やま

 がたの山語り 上映×トーク」が開催され、「越後奥三面 山に生かされた日々」(147分)を鑑賞

 しに山形フォーラムへ出掛けました。


●3日(金)・4日(土)・5日(日)の3日間は「山」に関連した映画の上映会でしたが、「御嶽山」の

 噴火もあり、会場のフォーラム山形のロビーには御嶽山の噴火で被害にあわれた方々へのお悔

 やみとお見舞いのメッセージが掲示されていました。




●この作品は20年来ぜひ観たいと思っていた映画で、昨年2月にようやく東京都中央区日本橋

 馬喰町の「民族文化映像研究所」で開催されている「アチック・フォーラム」で見る機会があり

 仙台から新幹線で上京して観てきた作品です。


●この映画にもスタッフとして実際に奥三面集落に借り上げた古民家で1年間生活して出演・参加

 されている現・山形芸術工科大学教授の田口洋美氏が1992年(平成4年)に奥三面集落での

 生活体験を描いた「越後三面山人記 マタギの自然観に習う」を読んでから、何としても観たい

 映画だったのです。
 
 

●上映会場のファーラム山形の5番シアターは常設200席のキャパでしたが収まりきれず、通路等

 にもパイプいすが用意されましたがそれでも足りずに、座席後ろに立ち見まで出るほどの大盛況

 でした。


●作品の上映終了後、田口教授のトークショウが40分間行われ、なぜ民族文化映像研究所の

 姫田監督がこのダムに沈んでしまう山奥の小さな「奥三面集落」を知り、なぜ撮影することに

 なったのか?の詳しい解説がなされました。


●それは日本銀行総裁・大蔵大臣を務めた旧子爵でアチック・ミューゼアムの創設者でもある渋沢

 敬三氏が昭和3年に奥三面集落を取材しており、その後「奥三面」への思いが渋沢敬三氏から

 民俗学者の宮本常一氏に伝えられ、病気で入院中の宮本常一氏から民族文化映像研究所の

 姫田忠義監督へ何とか「奥三面集落」を記録に残してほしいと引き継がれたものだったのです。


 
 東北芸術工科大学教授 狩猟文化研究者  田 口 洋 美 氏


●10月2日の奥会津・昭和村で開催された昭和学での「からむしと麻」の上映、4日の「越後奥三面

 山に生かされた日々」の上映と2本続けて同時期に撮影された、基層文化を記録・研究している

 民族文化映像研究所の貴重な映像を鑑賞できてとても有意義でした。